みなさんこんにちは。医局員の山口と申します。

刻一刻と寒くなっておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

つまらない文章になってしまうことをお許し下さい。

 

泌尿器科は手術や癌治療が基本となる科です。しかし、外来や他科からのコンサルトでは排尿機能障害の患者さんも多くいらっしゃいます。排尿機能障害の治療にも手術が含まれますが、癌と異なりまずは生活指導や内服治療を行うケースが多く含まれます。

私はかつて麻酔科で勤務しており、学会・講演会やセミナーなどで得た知識をすぐに患者さんに還元できることがいいところと思っていました。泌尿器科では排尿機能障害が同じ部類に属するものと勝手に感じているところです。(やってみると奥が深いところも似ている?)

 

岩手医大泌尿器科には排尿機能専門医が在籍しています。排尿ケアチーム(膀胱留置カテーテルを抜去することなどを目標に活動するチーム)も活動しています。

これからも、日々患者さんに還元できるように努めていきます。

もし、泌尿器科に興味がある学生・研修医の皆さんがいましたら、癌だけでなく排尿機能障害でも患者さんに還元できることを覚えてくれたらうれしいです。

 

まとまりのない文章失礼しました。

 山口 剛史

 

ブログ 山口 写真

知床旅行記

こんにちは。

先日夏休みを利用して,世界自然遺産の一つである知床に行ってきました。

さて,突然ですが問題です。
日本には世界自然遺産がいくつあるでしょう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正解は5つです。
知床の他に,東北の人間にとってはお馴染みの?白神山地,小笠原諸島,屋久島.奄美大島と

その周辺地域が世界自然遺産として登録されています。

※ちなみに世界自然遺産は2023年10月現在227ヶ所です(もちろんいま調べました)。

そんな知床ですが,新千歳空港から女満別空港まで約45分のフライト,その後車で2時間程度,

約100kmほどの道のりで到着します。知床はアイヌ語で「地の果て」という意味らしいのですが(諸説あり),個人的には「思ったより近い」といった印象でした。

岩手に住んでいると,良くも悪くも2時間の車移動はさほど苦にはなりません。

知床滞在中は幸い天候にも恵まれ,知床五湖の散策中には野生のヒグマも見つけました。

散策コースにはヒグマが登ってくることのできない高さの高架木道があり,

そちらを歩行中の発見でしたのでいたって安全です。

とはいえ,滞在していたホテルの入り口には夜間の徒歩での外出を禁止する貼り紙があったり…。

北海道のお土産として有名な「鮭をくわえた木彫りの熊」ですが,

あの光景が実際に目撃できる場所は道内で知床だけらしいです。ちなみに知床町や知床村はありません。

知床半島に斜里町と羅臼町がまたがるかたちで存在しており,斜里町は日本で一番鮭が獲れる町とのこと。

それゆえヒグマ&鮭という構図ができあがるんですね。

大自然のなかでリフレッシュしたので,今年度後半戦も頑張ります。

以上知床旅行記でした。

豊嶋 萌

 

豊嶋

 

寒い日が・・・

札幌での東部総会も終わり、学会準備や論文作成で慌ただしかった日々が過ぎ、

平穏な生活が戻ってきたと思いきや、急に寒さが強くなってきた今日この頃。

 

これから僕にとって初めて岩手での冬を迎えます。

僕は昭和大学から来ており、今年1年だけ岩手医大で勉強させて頂けることになっているのですが、

医局員の先生方からの岩手の冬は厳しいとの情報で楽しみ半分と憂鬱半分です。

10月中にタイヤ交換しないと予約が11月ではとれないとか、、、

 

岩手での生活も残り半分になりましたが、ここからが本番!気合い入れていこうと思います。

下の写真はみんなのアイドル井藤先生のかわいい寝顔ショットです。

病棟で疲れちゃったかなw

黒川 聖容

 

井藤

 

  

W受賞!!!!!!

みなさんこんにちは。

医局員の室伏です。

 

先週末、第267回日本泌尿器科学会東北地方会が開催されました。

 

岩手医科大学からは優秀演題として後藤先生と野崎先生が発表されました。

 

自分は見に行けなかったのですが、見に行った先生方はどの先生も賞賛の嵐でした!

実際お二人とも優秀演題賞を受賞され、その努力を認められていました。

 

特に野崎先生は同じ3年目で受賞ということで異例の快挙だそうです。同期として身が引き締まる思いですね。自分も見習ってこれからも精進していきます!

 

改めましてお二人ともおめでとうございました

室伏 竜之介

 

室伏先生

お誕生日会

医局員の野崎です。

 

少し遅れての報告ですが、先日は小原教授と秘書の一条さんの誕生日でした。

はい、みなさん拍手~~

 

医局でお祝いしたのですが、上の先生方もノリノリで、つくづく若々しさを痛感しました。

誕生日ケーキには、秘書さんが書いた教授の似顔絵つきチョコが乗ったオリジナルケーキで、めちゃめちゃおいしかったです。

(ところであの似顔絵つきのチョコ食べた人いるんかな、いたらメンタル最強すぎんか?)

 

自分もアラサーとなり、「いま何歳?」って聞かれても、パッと答えが出ない年齢になりましたが、若々しく頑張っていこうと思います。地方会の準備しないと…

 

最後に写真を

野崎 泰資

 

image0

 

 

セミナー参加報告

医局員の橋爪です。

9/2、9/3に小原教授と五十嵐先生のご厚意で GU Master Class in Sapporoに同行させていただきました。

当日はUCやRCCについての基本情報から始まり、様々な大学の先生方の仮想症例を使った具体的な討論などを拝見させていただき、とても刺激を受けると同時に、自分もまだまだ勉強しなきゃいけないなあと感じました。

夜はしっかりと札幌を満喫、美味しい海鮮やラーメンなどをいただき、とっても充実した週末となりました。

自分も将来はこのような講演に後輩を連れて行けるよう精進していきます。

 

最後に、、ニッカにて。

橋爪 大旗

橋爪

 

 

皆さんこんにちは。

今年もとても暑い日が続いております。

夏バテで食欲がなくなるかと思いましたが、逆にたくさん食べすぎてしまい、なんとお腹が出てきてしまいました!(もともとだろって思った方は眼科受診をオススメします笑)

先日、食べ過ぎて胃腸炎になってしまい、人生で初めて抗生剤の点滴をうちました。嘔気と下痢がひどく、数日大好きな食事が取れませんでした…

おかげで胃が小さくなってしまい、少し体重も落ちたのでこれをきっかけにダイエットします!!

ブログで随時お腹の写真掲載していきますので、よろしくお願いします :lol: 

ダイエットスタートです!!!

 竹内 孝太

 

ブログ

学会参加報告

岩手県立中部病院泌尿器科の川村竜也です。

3月17日、18日に大宮で開催されました『第13回腎臓リハビリテーション学会学術集会』に伊藤明人先生と一緒に参加してきました。

今回、伊藤先生にご指導頂きまして、『当院慢性透析患者における腎臓リハビリテーションの経験』をオーラルで発表して来ました。発表後は自分の経歴の珍しさからか何人かの方に声をかけていただき、親睦を深めることができました。

腎臓リハビリテーションとは、腎疾患や透析医療に基づく身体的・精神的影響、息切れや疲れやすさなどの症状を軽くし、生命予後の延長、心理社会的ならびに職業的な状況を改善することを目的として、運動療法、食事療法と水分管理、薬物療法、教育、精神・心理的サポートなどを行う、長期にわたる包括的なプログラムを言います。

今までは点数加算が取れなかったのですが、令和4年度の診療報酬改定で、『透析時運動指導等加算』という、透析時に運動療法(腎臓リハビリテーション)を行うことで加算が取れるようになりました。全国的にもこの加算が取れるようになってから積極的に腎臓リハビリテーションを取り入れる施設も増えているようです。

中部病院では2020年から伊藤先生の指揮の下、腎臓リハビリテーションを行っており、2023年2月から上記の透析時運動指導等加算を取っています。

まだまだ岩手県では馴染みの少ない腎臓リハビリテーションですが、今後もっと普及していければと思います。

石井式SpaceOAR虎の巻

岩手県立中部病院伊藤です。

前立腺は男性特有の臓器で膀胱のすぐ下にあります。

早期の前立腺癌は多くの場合自覚症状がなく血中PSA値を測定し、基準値(50-64歳:3.0ng/ml, 65-69歳:3.5ng/ml, >70歳:4.0ng/ml)を超える場合は精密検査(針検査)を受けることが推奨されています。

天皇陛下も2022年11月に組織検査を受けられておられますし、上皇陛下も平成15年に1月に東京大学医学部附属病院でご手術を受けられておられます(宮内庁HPより)

2021年の部位別がん罹患数は男性は前立腺癌が9万4748人(16.7%)と最も高くなっている一方で、部位別がん死亡数は1万3217人と肺癌(5万3278人)、大腸癌(2万8080人)、胃癌(2万7196人)と比べ低い傾向にあり、これは前立腺検診が広く普及し検診での早期発見が可能になっていることが大きく関係してます(公益財団法人日本対がん協会HPより)

また治療技術も大きく進歩しstageⅢ期までの想定生存率はほぼ100%となっています(国立がん研究センターがん情報センターより)。

 

前立腺癌に対する治療法は当講座HPの「代表的な疾患の治療法」にも紹介されていますが、大きく分けると手術(根治的前立腺全摘除術)、放射線治療(強度変調放射線治療:IMRT、密封小線源療法)、粒子線治療、薬物治療などありますが、今回ご紹介したいのは放射線治療であるIMRTです。

IMRTは治療装置を移動させて照射を行いマルチリーフコリメータにより照射野の強度が変調されたビームを重ねて不均一な線量分布を作成することができ、腫瘍の形状に合わせた高線量と周囲臓器への線量を抑えた照射が可能です。

現在広く普及し、岩手県内でも岩手医科大学附属病院、岩手県立中央病院、岩手県立中部病院、岩手県立磐井病院などで受けることが可能です。

従来の放射線治療より副作用が少ないことが特徴ですが、照射野が前立腺全体になるため、前立腺の周囲の臓器(膀胱、直腸)へ放射線が一部当たることにより放射線膀胱炎、放射線直腸炎が生じてしまいます。

特に放射性直腸炎は下痢や血便、腹痛などを生じることから、放射性直腸炎を低減する処置として直腸前壁を前立腺から離すめに用いられる合成吸収性材料であるハイドロゲルスペーサー留置術が2018年6月より国内でも保険適応となりました。

この処置を行うことで、直腸が前立腺から離れることで高線量域が直腸に照射されることを防ぎ、直腸の副作用を減らすことができます。

医師側は事前講習を受けた後に複数回の実地処置を行うことでcertificate(証明書)を取得する必要があります。

 

岩手県内では現岩手県立釜石病院の石井科長が普及に尽力され、私も石井科長から直々に”石井式spaceOAR虎の巻”を伝授していただき、岩手県立中部病院でも2022年4月より前立腺癌に対してIMRTを選択される患者様に対してspaceOARの処置を1泊入院で行っています。

また今年度は当院から3名の若手医師がcertificateを取得することが出来ました。

今後も岩手県内に広く”石井式spaceOAR虎の巻”を普及させ、より安全な前立腺癌治療を多くの方に提供していきたいと思います。

 

IMG_1708

図1

 

岩手県立中部病院二年次研修医の井藤です。

10/27から10/30に開催されました第87回日本泌尿器科学会東部総会に北上済生会病院薄先生とニ年次研修医の野崎先生、一年次研修医の熊坂先生、鈴木先生と共に参加させていただきました。

今回は薄先生、伊藤先生にご指導いただき、「アベルマブによる免疫チェックポイント阻害薬が著効した尿管癌の一例」について、ポスター発表させていただきました。

アベルマブは現在根治切除不能な尿路上皮癌に対し一次化学療法後の維持療法について認可されている薬剤になります。

アベルマブは約40%の患者様に対し病勢のコントロールが見込まれ、その中でも約6%の患者は完全奏効(CR)に至るとされています。

今回は比較的珍しいアベルマブによってCRを得た症例を経験したため報告させていただきました。

指導医の薄先生、伊藤先生には貴重な時間を頂戴し、有意義な学会にできたと私自身感じております。

研修医期間において最後の学会発表になりましたが、研修医2年間を通して、岩手腎不全研究会、東北地方会、今回の東部総会と三度に渡り指導していただき大変有り難く思っております。

また岩手医大五十嵐先生にはお忙しい中PD-L1などの免疫染色をしていただき、考察に厚みが増しました。

小原教授、五十嵐先生を始めとした、当講座のスタッフの方々に深くお礼申し上げます。

今後も当講座で精進して参ります。

 

1667796091364