岩手県立中部病院二年次研修医の井藤です。
10/27から10/30に開催されました第87回日本泌尿器科学会東部総会に北上済生会病院薄先生とニ年次研修医の野崎先生、一年次研修医の熊坂先生、鈴木先生と共に参加させていただきました。
今回は薄先生、伊藤先生にご指導いただき、「アベルマブによる免疫チェックポイント阻害薬が著効した尿管癌の一例」について、ポスター発表させていただきました。
アベルマブは現在根治切除不能な尿路上皮癌に対し一次化学療法後の維持療法について認可されている薬剤になります。
アベルマブは約40%の患者様に対し病勢のコントロールが見込まれ、その中でも約6%の患者は完全奏効(CR)に至るとされています。
今回は比較的珍しいアベルマブによってCRを得た症例を経験したため報告させていただきました。
指導医の薄先生、伊藤先生には貴重な時間を頂戴し、有意義な学会にできたと私自身感じております。
研修医期間において最後の学会発表になりましたが、研修医2年間を通して、岩手腎不全研究会、東北地方会、今回の東部総会と三度に渡り指導していただき大変有り難く思っております。
また岩手医大五十嵐先生にはお忙しい中PD-L1などの免疫染色をしていただき、考察に厚みが増しました。
小原教授、五十嵐先生を始めとした、当講座のスタッフの方々に深くお礼申し上げます。
今後も当講座で精進して参ります。
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