岩手医科大学泌尿器科HPをご覧の皆様、お越しいただきありがとうございます。

 

私は現在、岩手県高度救命救急センターで救急車受け入れ・初期対応・重症尿路感染症の対応・ICU管理などに従事しております。一般病棟では対応が難しい重症患者の管理など、初めは戸惑うところも多かったのですが今まで経験したことのない分野の診療に従事する機会をいただき、日々充実しております。泌尿器科のみならず救急医療・集中治療にご興味のある学生さん、ぜひともお声がけください。

 

さて、去る1月20日、21日の二日間、第3回岩手県・岩手医科大学共催医師臨床研修指導医講習会に参加してまいりましたのでご報告します。本講習会を通して臨床研修指導医はもちろん専攻医なりたての若手ドクターへ、どのように指導を行えばドロップアウトさせずに一人前の医師へ育てられるか、参加したメンバーでディスカッションを重ねる会です。本講習会は厚生労働省認可を受けているものでいちど受けると全国どの臨床研修指定病院でも共通の資格を得ることができます。

 

二日間の日程で実感したことは、若手医師一人ひとりの個性や人格を尊重すること、まず指導対象の先生の意見・主張をできるだけ受け入れてそのうえで建設的な指導を展開することがこれからの指導でいかに大切か、ということでした。タイトスケジュールで内容も濃くかなりハードな日程でしたが、参加した先生方皆さんは意欲的で私も様々刺激を受け、充実した講習会となりました。これから指導医講習会を受ける年代に入る先生方、声がかかったらぜひとも受講することをお勧めします!

 

 

岩手県高度救命救急センター

泌尿器グループ

石井 修平

12月1~3日にESMO Asia Congress 2023に高橋健太先生、関口季詠先生と参加してきました。

私自身、2回目のESMO Asiaです。前回は免疫チェックポイント阻害剤の発売直前であり皮膚癌と肺癌のセッションを聴講することで泌尿器癌での使用前に知識の整理をし、今回は尿路上皮癌での1stラインの併用療法や日本人前立腺癌の大規模試験の報告など今年1年の泌尿器癌のまとめになりました。

2つのポスター発表も無事に終え、夏服で夜の街へ。食事も美味しく、美しい景観や文化に触れることができました。

12月の岩手県の厳しい寒さから、常夏のシンガポールへの脱出を経験できる貴重な学会、幅広く癌治療に興味を持つ後輩が育ち、私を連れていってくれる日は近いはず。ぜひ来年よろしくお願いします!

前川 滋克

 

前川
             会場入り口にて(関口先生と高橋先生の後ろ姿)

 

 

サブスペのすゝめ

岩手県立中部病院伊藤です。

当HP中のスタッフ紹介に「認定医一覧」のページがございますが、泌尿器科専門医を取得後にサブスペシャルティ領域(基本領域の専門医を取得した後に目指す、専門的で範囲の狭い専門医)が取得できます。私自身2017年に泌尿器科専門医を取得し、その後は1年に1個なんらかの認定医・専門医を取得することを目標に、これまで「日本がん治療認定医機構 がん治療認定医」・「日本透析医学会 透析専門医」・「日本腹膜透析医学会 認定医」・「日本急性血液浄化学会 認定指導者」を取得いたしました。泌尿器科専門医以外のサブスペシャルティ領域の専門を取得することは泌尿器科一般以外の知識・技術を習得する以外にも、後進の指導や認定施設の維持など医局の発展のために重要なことであると考えます。特に当講座は腎不全・透析領域も担当しており岩手医科大学附属病院を中心に認定施設も多く、広くサブスペシャルティを取得することができます。また一つの専門医を取得することで付帯する認定などもありさらに幅を広げることも可能です。

今後サブスペシャルティ領域の認定を取得する方のために代表的なサブスペシャルティ認定の取得方法などご紹介したいと思います。

 

〇 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医

申請要件

(1)がん治療認定医:日本国の医師免許証を有すること。

(2)がん治療認定医:所属する基本領域の学会※の認定医又は専門医の資格を有すること。

(3)以下のいずれかに準拠した緩和ケア研修会を修了していること。

がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会の開催指針(厚生労働省健康局長通知)

がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会の開催指針(厚生労働省健康局長通知)

4)本機構の定める認定研修施設において、本機構の定める『研修カリキュラム』に基づくがん治療研修(通算2年以上のフルタイム研修、ただし2年間の初期研修期間を除く)を修了し、指導責任者による証明がなされていること。 担当医としてがん治療を実施したがん患者のうち20例(予備を含め25例まで申請可)の症例一覧を提出する。

(5)2019年1月1日から審査申請時までの期間に下記の業績を有すること。

  • 学会発表「がん診療」についての業績2件(予備を含め5件まで申請可)
  • 論文発表「がん診療」についての業績1件(予備を含め3件まで申請可)筆頭・共同は問わない。

(6)本機構が開催する教育セミナーに参加し、認定医試験に合格していること。

(7)2019年1月1日から申請時までの期間に下記学術単位を合計で20単位以上取得していること。

 

コメント:泌尿器科の診療および学会発表など通常行っていれば申請可能です。試験内容も事前に購入するセミナーの参考書から出ますし、試験前は1日半かけてみっちりセミナーを聞いて試験に臨みます。泌尿器科以外の癌領域や緩和領域などの知識も取得することができます。教育セミナー受講、認定試験受験は専門医取得前でも可能です(試験合格は5年間有効)。当講座のサブスペシャリティ領域では最も多く取得されています。

 

取得者:小原 航、杉村 淳、髙田 亮、兼平 貢、前川 滋克、加藤 廉平、五十嵐 大樹、伊藤 明人

 

〇日本泌尿器内視鏡学会・ロボティクス学会 泌尿器科腹腔鏡技術認定医

申請要件

(1) 日本泌尿器科学会専門医である。あるいは、日本専門医機構が認定する泌尿器科専門医である。

(2) 日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会会員である。

(3) 腹腔鏡下腎摘除術(用手補助下を含む)、腹腔鏡下副腎摘除術、ロボット支援腹腔鏡下腎摘除術、ロボット支援腹腔鏡下副腎摘除を独力で遂行できる技術を持っている。

(4) 腹腔鏡下腎尿管手術(用手補助下を含む)、腹腔鏡下副腎摘除術、ロボット支援腹腔鏡下腎摘除術、ロボット支援腹腔鏡下副腎摘除、あるいはこれらに準じる泌尿器腹腔鏡手術を、主たる術者として20例以上執刀した経験がある。

(5) 日本泌尿器科学会、日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会、日本内視鏡外科学会が主催する、あるいはこれらの学会が公認する、腹腔鏡に関する教育セミナーに参加している。

 

付帯資格

日本内視鏡外科学会技術認定[泌尿器腹腔鏡]

第20条

日本泌尿器科学会/日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会泌尿器腹腔鏡技術認定証の交付を受けた者は、その認定証と申請料を添えて、日本内視鏡外科学会技術認定制度委員会に、日本内視鏡外科学会技術認定[泌尿器腹腔鏡]の認定を申請することができる。ただし、この申請を行う者は日本内視鏡外科学会会員でなければならない。

 

コメント;現在泌尿器科手術は腹腔鏡、ロボット手術が中心になっており、今後ますます重要になってくる認定資格で、当講座ではがん治療認定医と並んで取得している先生が多いです。

 

取得者:小原 航、高田 亮、兼平 貢、加藤 陽一郎、加藤 廉平、前川 滋克、松浦 朋彦、藤島 洋介

 

〇日本透析医学会 透析専門医

申請要件

1)日本国の医師免許証を有し,医師としての人格および識見を備えていること.

2)日本内科学会および日本外科学会において定められたいずれかの認定医または,専門医,日本泌尿器科学会,日本小児科学会および日本救急医学会において定められたいずれかの専門医,もしくは日本麻酔科学会において定められた指導医の資格を有し臨床経験5年以上を有していること.なお,初期研修医1年目は臨床経験に含めない.

3)本学会の専門医制度委員会の規定によって編成された研修カリキュラムに従い,学会認定施設において1年以上または教育関連施設において3年以上を含む通算3年以上を主として透析療法に関する臨床研修を行いかつ業績のあること.なお、勤務日数は、原則週4日以上を研修1年と認定する.ただし、週3日の勤務は、研修1年の4分の3に相当し、週2日の勤務は、研修1年の4分の2に相当する.週1日のみの勤務は研修期間として認めない.

4)専門医制度規則施行細則に示されている業績基準を満たしていること.

本学会年次学術集会参加 1 回以上

筆頭者として学会発表 1 件以上行っており,かつ論文 1 編以上を含むこと.ただし,論文は共著でも可とする.

5)専門医認定の試験および審査において適格と判定され,専門医として登録を完了した者であること.

6)申請時において,本学会の会員歴3年以上であること.

 

必要症例数(認定施設・教育関連施設の症例に限る、レポート作成)

 A 維持透析症例             6 例 

 B 慢性腎不全透析導入症例          3 例 

 C 急性腎不全血液浄化症例          2 例 

 D 血液透析装置組み立ておよび操作症例   1 例 

 E バスキュラーアクセス作製症例(手術助手や手術見学を含む)      1 例 

 F バスキュラーアクセスカテーテル留置症例          1 例 

 G 透析症例剖検例または死因検討例          1 例 

 H その他の血液浄化法(血漿交換,吸着,顆粒球除去など)             2 例 

 I 腎移植症例(移植手術の見学,移植の情報提供含む)       1 例 

             計18 例 

 

付帯資格

日本腹膜透析医学会 認定医

1.認定医は次の各項の資格をすべて満たす者であること

1)日本国の医師免許証を有し,医師としての人格および識見を備えていること

2)基本領域専門医資格は問わないが,臨床経験5年以上を有していること

3)申請時において,本学会の正会員であること

4)申請時において,一般社団法人日本透析医学会の専門医を有すること,または連携認定医を3年以上務めていること

5)申請時において,本学会学術集会・総会に過去3回以上参加していること

6)申請時において,腹膜透析に関する発表を過去5年間で1件以上,もしくは論文(基礎的・臨床的研究あるいは症例報告でも可)1編以上の業績があること(いずれも筆頭者でなくても可)

 

腎代替療法専門指導士

看護師・保健師, 管理栄養士, 薬剤師、臨床工学技士、移植コーディネーター、および医師の資格を有するもの。 応募時にそれぞれの専門(または認定)資格を取得している者

腎代替療法選択指導に関する20単位(1単位50分)のe-ラーニング講義の受講を行い、各受講単位のe-ラーニング試験に全5問に正解すること(試験は複数回の受験は可能)(*)

日本腎臓学会、日本透析医学会の専門医及び日本腹膜透析学会、日本臨床腎移植学会の認定医

 

コメント:透析専門医取得には3年以上の実績+学会入会、学会発表・論文、18症例のレポート、認定試験合格など取得までは準備を進めることが多いですが、レポート作成のための認定施設・教育関連施設の施設認定には常勤の透析専門医が必要です。導入期加算や腎代替療法管理指導料などの要件に腎代替療法専門指導士が必要になっておりますます重要になってくると思います。

 

取得者:阿部 貴弥、伊藤 明人、佐藤 一範、久野 瑞貴

 

〇日本臨床腎移植学会 腎移植専門医

申請要件

1)日本国の医師免許を有すること

2)卒後6年以上で内科系は日本内科学会認定内科医または総合内科専門医、日本小児科学会専門医のいずれかの資格、外科系は日本外科学会認定医、専門医または指導医、日本泌尿器科学会専門医のいずれかの資格を有すること

3)日本臨床腎移植学会入会月から申請時まで引き続いて3年以上(満3年)会員であること

4)学術集会に1回以上の参加かつ学術集会教育セミナーに1回(2単位)以上の参加があること(学術集会教育セミナーに参加が不可能な場合は集中教育セミナーに1回(3単位)以上の参加で代用することが出来る)

5)外科系は通算3年以上臨床腎移植医療の外科的修練を、内科系は通算1年以上臨床腎移植医療の内科的修練を行い、必要な経験と学識技術を修得する

6)業績として臨床腎移植関連の学会・研究会の発表または論文または著書があること

7)医療倫理を尊守していること

外科系専門医診療実績(必須手技の経験数と経過報告)

1)ドナーの適応としての留意点5例

2)レシピエントの適応としての留意点5例

3)腎移植術と腎採取術の術者または助手の経験が合計して10例以上(生体・献腎、期間は問わない)とし、少なくとも腎移植術の術者の経験が5例以上あること

4)術後4週までのレシピエントの経過報告5例

以上4項目について、1)、2)、4)は各項目ごとに5例を簡潔に記載する

業績(内科系および外科系も必須)

1)腎移植に関する論文1編以上(共著者でも可)

2)学会または研究会で発表、1回以上(少なくとも1回は筆頭演者、2回目以上は共同発表者でも可)

3)論文と学会/研究会発表の合計が4つ以上(例:論文1+発表3、論文2+発表2、論文3+発表1)であること

※以上の業績は様式4を参照する。

※自家腎移植は業績として認めない

 

コメント:現在岩手県で腎移植を行っている施設が少ないため取得できる施設は限られますが、腎移植は血液透析・腹膜透析と合わせて腎代替療法として説明することが推奨されています。導入期加算や腎代替療法管理指導料の算定要件にも移植患者の数が必要であり、腎移植に関して知識を深めていくことは重要です。

 

取得者:杉村 淳、松浦 朋彦

いよいよクリスマスシーズンが到来し、ツリーや華やかなライトアップがされるようになってきました。

冒頭のタイトル名作「銀河鉄道の夜」のフランス語verです。

今回紹介するのは銀河鉄道…ではなく、「銀河農場の夜」になります。

五十嵐1

五十嵐2

ご存知小岩井農場で、現在、夜のイルミネーションが行われており、まきば園が美しく彩られています。

個人的なお気に入りは、肝試しスポットです(‘Д’)

銀河鉄道のイルミネーションの奥には、、、

気になる方は来年1月までやっているので是非見に行ってください!

五十嵐3

ちなみに来年の欧州泌尿器学会はフランスで行われます。

非常に演題採択率の低い学会ですが、当講座では海外学会への積極的な発表を目指して日々精進しております。

(採択されなかったらタイトルは後で日本語に変えます(‘◇’)ゞ)

 

岩手に秋は無いのかと思うくらい急激に寒さが厳しくなり、

私も先日インフルエンザの毒牙にやられましたので、皆様もどうか健康にはお気をつけてお過ごしください。

五十嵐 大樹

 

 

鶴は千年、亀は万年

皆さん、ご機嫌麗しゅうございます。

寒くなったり暑くなったり忙しい季節ですが、これからいよいよ本格的な冬を迎えそうですね。

どうやら今年はインフルエンザが猛威を奮ってるようですし、実際当医局員もその毒牙に何人かやられてます。皆さん体調管理には十分に注意してください。

 

ところで11/9-11にかけて鳥取で行われた日本泌尿器内視鏡•ロボティクス学会総会に参加して参りました。

私はhinotori関連の報告をしてきました。また、10日の夜には懇親会がありそちらにも参加してきました。今回は腹腔鏡下での折り鶴コンテストが開催されるとのことで、医局を代表して、いや岩手県を代表して参加してきました。

内容は、3人1組となって腹腔鏡鉗子を使用して一羽の鶴を折りそのタイムを競い、1チームでも折り終えればそこで終了というものです。5チーム参加し、

私のチームは弘前大学の先生と鳥取大学の先生との合同チームでした。

直前に決まったチーム(有志の集い)ではありましたが何とかチームワークを活かして、無事に敗退し、そもそも折りきることすらできませんでした。優勝したチームはとても早く、腹腔鏡でやってるとは思えない出来栄えでした。

腹腔鏡の難しさを改めて痛感し、これを機に岩手の折り鶴マスターとしての道を極めたいと思います。

 

ですが、とりあえず、まずは学会で頑張ってくれた自分の亀をしっかり丁寧に慰めて英気を養いたいと思います。

 

人生100年時代になってますし、これからの医療の発展にてさらに寿命は延びることと思います。鶴と亀は長生きの象徴ですので、そういう意味では医学の世界とは切っても切れない動物かもしれません。

今回の学会では、鶴と亀の大事さを改めて気付かせてくれ、大変良い機会となりました。

 

皆さんも是非ご自身のお身体(亀)を大事にし生活なさって下さい。

 

では皆さんお元気で。

 

追伸 因みに私の鶴の被り物は会場ではツルッとすべっておりました…。

塩見 叡

 

塩見

塩見2

 

最近はめっきり寒くなってきましたね。

私は先日までインフルエンザでダウンしておりました。

これからより一層体調管理には気をつけていかなければいけませんね、、、

 

ここでは10月14日に行われた「岩手県Urologyフォーラム」の様子を載せようと思います。

 

初めに前立腺肥大症に対するRezum治療のについて磐井病院の藤島先生から、前立腺癌の放射線治療に対するSpaceOARについて中部病院の伊藤先生よりご講演いただきました。どちらの先生も一般的な知識から先生方の臨床経験のお話しまで幅広くご講演くださり大変勉強になりました。

その後、特別講演として坂泌尿器科病院の加藤裕司先生が「結石治療・前立腺肥大症の最前線」と題しましてご講演いただきました。坂病院は尿路結石に対して年間500件以上の手術をされている病院で加藤先生はそこの最前線でご診療なさっているとてもご高明な先生ということもあり、我々参加していた若手たちも少し緊張感を持って講演に臨んでおりました。しかし、加藤先生の話し方はとても優しく内容も初学者にとっても理解しやすい内容でとても勉強になるとともに、尿路結石の外科治療に関してより興味を持つこととなりました。

 高橋1

 

その後は実際にデモ機を使って、軟性尿環境を用いた尿管結石治療のトレーニング

 高橋2

Rezumのデモ機を使用したトレーニング

 高橋3

SpaceOARのデモ機を使用したトレーニング

高橋4

それぞれご講演いただいた先生よりご指導いただき、今後の臨床に大きく役に立つ内容となっておりました。

 

この会は研修医や学生のかたも参加可能なので、泌尿器の先生方も興味のありそうな方がいたら是非誘ってみてください。

 高橋5

 

高橋健太

みなさんこんにちは。医局員の山口と申します。

刻一刻と寒くなっておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

つまらない文章になってしまうことをお許し下さい。

 

泌尿器科は手術や癌治療が基本となる科です。しかし、外来や他科からのコンサルトでは排尿機能障害の患者さんも多くいらっしゃいます。排尿機能障害の治療にも手術が含まれますが、癌と異なりまずは生活指導や内服治療を行うケースが多く含まれます。

私はかつて麻酔科で勤務しており、学会・講演会やセミナーなどで得た知識をすぐに患者さんに還元できることがいいところと思っていました。泌尿器科では排尿機能障害が同じ部類に属するものと勝手に感じているところです。(やってみると奥が深いところも似ている?)

 

岩手医大泌尿器科には排尿機能専門医が在籍しています。排尿ケアチーム(膀胱留置カテーテルを抜去することなどを目標に活動するチーム)も活動しています。

これからも、日々患者さんに還元できるように努めていきます。

もし、泌尿器科に興味がある学生・研修医の皆さんがいましたら、癌だけでなく排尿機能障害でも患者さんに還元できることを覚えてくれたらうれしいです。

 

まとまりのない文章失礼しました。

 山口 剛史

 

ブログ 山口 写真

知床旅行記

こんにちは。

先日夏休みを利用して,世界自然遺産の一つである知床に行ってきました。

さて,突然ですが問題です。
日本には世界自然遺産がいくつあるでしょう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正解は5つです。
知床の他に,東北の人間にとってはお馴染みの?白神山地,小笠原諸島,屋久島.奄美大島と

その周辺地域が世界自然遺産として登録されています。

※ちなみに世界自然遺産は2023年10月現在227ヶ所です(もちろんいま調べました)。

そんな知床ですが,新千歳空港から女満別空港まで約45分のフライト,その後車で2時間程度,

約100kmほどの道のりで到着します。知床はアイヌ語で「地の果て」という意味らしいのですが(諸説あり),個人的には「思ったより近い」といった印象でした。

岩手に住んでいると,良くも悪くも2時間の車移動はさほど苦にはなりません。

知床滞在中は幸い天候にも恵まれ,知床五湖の散策中には野生のヒグマも見つけました。

散策コースにはヒグマが登ってくることのできない高さの高架木道があり,

そちらを歩行中の発見でしたのでいたって安全です。

とはいえ,滞在していたホテルの入り口には夜間の徒歩での外出を禁止する貼り紙があったり…。

北海道のお土産として有名な「鮭をくわえた木彫りの熊」ですが,

あの光景が実際に目撃できる場所は道内で知床だけらしいです。ちなみに知床町や知床村はありません。

知床半島に斜里町と羅臼町がまたがるかたちで存在しており,斜里町は日本で一番鮭が獲れる町とのこと。

それゆえヒグマ&鮭という構図ができあがるんですね。

大自然のなかでリフレッシュしたので,今年度後半戦も頑張ります。

以上知床旅行記でした。

豊嶋 萌

 

豊嶋

 

寒い日が・・・

札幌での東部総会も終わり、学会準備や論文作成で慌ただしかった日々が過ぎ、

平穏な生活が戻ってきたと思いきや、急に寒さが強くなってきた今日この頃。

 

これから僕にとって初めて岩手での冬を迎えます。

僕は昭和大学から来ており、今年1年だけ岩手医大で勉強させて頂けることになっているのですが、

医局員の先生方からの岩手の冬は厳しいとの情報で楽しみ半分と憂鬱半分です。

10月中にタイヤ交換しないと予約が11月ではとれないとか、、、

 

岩手での生活も残り半分になりましたが、ここからが本番!気合い入れていこうと思います。

下の写真はみんなのアイドル井藤先生のかわいい寝顔ショットです。

病棟で疲れちゃったかなw

黒川 聖容

 

井藤

 

  

W受賞!!!!!!

みなさんこんにちは。

医局員の室伏です。

 

先週末、第267回日本泌尿器科学会東北地方会が開催されました。

 

岩手医科大学からは優秀演題として後藤先生と野崎先生が発表されました。

 

自分は見に行けなかったのですが、見に行った先生方はどの先生も賞賛の嵐でした!

実際お二人とも優秀演題賞を受賞され、その努力を認められていました。

 

特に野崎先生は同じ3年目で受賞ということで異例の快挙だそうです。同期として身が引き締まる思いですね。自分も見習ってこれからも精進していきます!

 

改めましてお二人ともおめでとうございました

室伏 竜之介

 

室伏先生