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県内某新聞に月4回金曜日に掲載される「医療スクエアいわて」で2017年2月に泌尿器科からの記事が掲載されました
最初の記事である小原航教授の「ロボット支援手術」では、体内を映し出した3次元拡大画像を見ながら、人間の手のように動く鉗子やハサミで繊細で正確な手術を進めることが可能であることやこの手術方法が従来の開腹手術や腹腔鏡手術よりも出血量・合併症が少なく、患者さんへの負担が少ないため早期回復が可能であることが紹介されました。当科にはでの症例が更に増加することが期待されます。
②回目の記事は阿部貴弥教授の「慢性腎臓病」では、成人の8人に一人が慢性腎臓病であること、腎機能が10%以下になると透析療法を行わないと生きていけないことが紹介されました。蛋白尿や腎機能の低下を指摘された場合は、無症状でも早期に専門医受診が必要であり、更なる腎機能低下や合併症予防が重要であることが重要と情報提供がありました。
③回目の「腎移植」は私が担当させていただきました。腎機能が10%以下になって透析が必要になった患者さんに対する治療として腎臓移植が行われていますが、最近は夫婦間の腎移植や、血液型が異なる組み合わせの移植、透析を始める前に移植を行う先行的移植の割合が増加していることを紹介しました。
④回目の記事大森聡准教授が「前立腺がん」について紹介しました。採血(PSA)、生検、画像評価の結果より、ロボット支援手術や放射線療法(小線源や強度変調放射線治療)、内分泌療法や監視療法などを検討することが紹介されました。(当科では上記の治療に対応可能)適応は患者さんの病気の状態によって決定されます。
泌尿器科疾患の患者さんの心配・疑問を少しでも解消することができれば何よりです。

新規入局者も決定し、4月からの出張病院体制もほぼ固まりました。
私も微力ながら継続して泌尿器科に貢献したいと思います。

※ 医療スクエア 岩手日報2月より引用

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