昨年の五十嵐先生に続き、先日第253回日本泌尿器科学会東北地方会で、当講座の伊藤明人先生も優秀演題賞を受賞しました
6月の岩手医科大学報に掲載されておりますが、ご覧いただけない皆様のために当ブログでもお知らせいたします
この度、第253回日本泌尿器科学会東北地方会(平成28年4月30日:福島市)におきまして、演題「馬蹄鉄腎に発生した腎盂癌脾臓浸潤症例」を発表し、優秀演題賞を受賞させていただきました。
当講座としては第251回から3期連続で同賞を受賞することが出来ました。馬蹄腎に発生した腎盂癌周囲臓器へ浸潤した症例は未報告であり非常に希な症例と考えます。
私たちの仮説として病理学的に高異型度の浸潤性尿路上皮癌であった点、発生学的に馬蹄腎による回転異常があった点、画像診断学的に高度水腎により腎盂と脾臓が密接し、さらに腎周囲脂肪が少なかった点の3点が本症例に至ったと推察いたしました。
仮説を立て、それに向かって検証していくという本講座で学んだ姿勢を活かすことができました。まだまだ拙い発表ではありましたが、余りあるご評価をいただけたことは今後の私の医師生活において非常に励みになりました。
今回の発表に際しては小原教授、大森准教授、当講座の医局員の諸先生方を始め、病理診断科学講座の菅井有教授、鈴木正通先生、放射線科の鈴木智大先生、鈴木美知子先生など各分野のエキスパートの先生より御指導をいただくことが出来ました。
この場を借りまして改めて深く感謝申し上げます。
(文責:伊藤明人)
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