岩手県立中部病院泌尿器科の川村竜也です。
3月17日、18日に大宮で開催されました『第13回腎臓リハビリテーション学会学術集会』に伊藤明人先生と一緒に参加してきました。
今回、伊藤先生にご指導頂きまして、『当院慢性透析患者における腎臓リハビリテーションの経験』をオーラルで発表して来ました。発表後は自分の経歴の珍しさからか何人かの方に声をかけていただき、親睦を深めることができました。
腎臓リハビリテーションとは、腎疾患や透析医療に基づく身体的・精神的影響、息切れや疲れやすさなどの症状を軽くし、生命予後の延長、心理社会的ならびに職業的な状況を改善することを目的として、運動療法、食事療法と水分管理、薬物療法、教育、精神・心理的サポートなどを行う、長期にわたる包括的なプログラムを言います。
今までは点数加算が取れなかったのですが、令和4年度の診療報酬改定で、『透析時運動指導等加算』という、透析時に運動療法(腎臓リハビリテーション)を行うことで加算が取れるようになりました。全国的にもこの加算が取れるようになってから積極的に腎臓リハビリテーションを取り入れる施設も増えているようです。
中部病院では2020年から伊藤先生の指揮の下、腎臓リハビリテーションを行っており、2023年2月から上記の透析時運動指導等加算を取っています。
まだまだ岩手県では馴染みの少ない腎臓リハビリテーションですが、今後もっと普及していければと思います。
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