岩手県立中部病院 泌尿器科 伊藤です。
今年は新型コロナウイルスの影響で様々な影響を受けています。
岩手県は新型コロナウイルスが発生していませんが、医療現場においては新型コロナウイルス対策が日常臨床を圧迫しています。
日本泌尿器科総会、透析医学会学術総会なども軒並み延期になりました。
しかし、その中でも俄然注目をあびているのはwebを用いてリモートではないでしょうか。
今年泌尿器腹腔鏡技術認定を受けようと思い、その勉強のためにと「泌尿器腹腔鏡ビデオ講習会」を3月に予約しました。
通常は東京や大阪などに出張し現地で講習を受けるのが通常ですが、このご時世です。
いくら他県への移動自粛が解除されたとしてもなかなか東京まで行くのは難しい状況は変わりません。
中止かな?東京まで行けるのかな?なんて思ったところにweb開催の通知が来ました。
今なにかと注目されている「ZOOM」での開催でした。
web講演会は日頃聞くことはあってもZOOMは初めてだったので少しわくわくしながらwebでのビデオ講習会を拝聴しました。
演者の諸先生方も初めての試みという事で試行錯誤されながらやられている印象はこちらにも伝わってきました(実際におっしゃってもいましたが。)
実際聞いてみるとほぼ違和感はなかったですね。
私は家では子供たちに邪魔されるので仕事場で聞いたのですがむしろいつもの環境でリラックスしながら聞けた印象です。
また気になったらすぐ調べたりできたのでむしろこのほうが私にはあっているのではないかとさえ感じました。
実際講習会は経腹式の左腎摘除術と、経腹式の右副腎摘除術の講習でした。
ちょうどこれから手術を控えている身においては非常に参考になりました。
一番大事なことは日頃教授に教えていている安全に、丁寧に行うことなのだと再認識しました。
また岩手県はただでさえ広く、このようなリモートを使った会議などはかなり有効なのではないかと感じます。
もちろん実際に会って話すことが重要であることには変わりありません。
しかし移動の時間・負担を補える一つのツールになりえると考えます。
今後このような形がまずます増えてくるのだと改めて実感した1日でした。
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