ホーム > 研究・学会活動 > 留学だより
自治医科大学腎泌尿器科学講座腎臓外科学部門 井藤綾人

私は2023年4月から1年間自治医科大学腎泌尿器科学講座腎臓外科学部門に国内留学をさせて頂きました。自治医科大学腎臓外科学部門は岩見教授を筆頭に自分含め医師5名体制で診療を行っている比較的少人数制の医局であるにも関わらず、2022年の腎移植件数は年間34件と全国でも5番目に多い施設であり、腎移植を中心に腎不全外科診療を集中的に学びたいという思いで留学させて頂きました。また、既存抗体陽性や力価の高い血液型不適合移植などハイリスクな移植も行っており、腎移植前後の周術期管理ならびに腎移植後拒絶治療や腎移植後の感染症治療の実際を学ぶことができました。手術では、上半期は腹腔鏡下ドナー腎摘除術の執刀を、下半期はレシピエントの移植術に携わらせて頂きました。また、数多くの透析用ブラッドアクセス手術(内シャント、上腕動脈表在化、人工血管留置など)や腹膜透析カテーテル留置術の執刀機会を頂きました。多くの移植関連学会での発表機会も頂きました。

1年間の国内留学を終えて、自分自身大きな成長を感じました。多くの腎移植症例の執刀・管理を経験させて頂いたおかげで、移植認定医や腎移植専門医を取得することができ、今後は岩手県の腎移植医療・腎不全医療に貢献できるよう努力していく所存です。

最後に、自治医科大学腎臓外科学部門は、自分と世代が近い先生方も多く、仲良く仕事もプライベートも過ごすことができ大変充実した留学生活でした。また、岩見教授には手術だけでなく、学会発表や臨床研究に関してもご指導賜りました。この場をお借りして、岩見教授はじめ自治医科大学腎臓外科学部門の先生方・スタッフの皆様に感謝申し上げるとともに、このような貴重な機会を提供頂きました小原教授、杉村准教授に感謝申し上げます。

 

 

自治医科大学腎泌尿器外科学講座腎臓外科部門メンバー

 

 

第57回日本臨床腎移植学会での発表

 

 

最終日に岩見教授と

 

 

西田先生、大山先生と行った栃木県那須郡那珂川町の温泉の隠れ家『いさみ館』

Copyright © Department of Urology, Iwate Medical University. All Rights Reserved.