[岩手医科大学 泌尿器科学講座]

この度、第262回日本泌尿器科学会東北地方会（令和3年4月17日：仙台市）において、演題「経皮的生検で診断困難であった男性 Aggressive angiomyxoma 」を発表し、優秀演題賞を受賞しました。Aggressive angiomyxoma は会陰部に好発する間葉系良性腫瘍で男女比16と女性に多く男性は全部で52例と非常に稀です。術前診断が難しいことや術後局所再発が多いことが知られています。今回は術前診断が難しかったことに着目し、考えられる会陰部腫瘤の鑑別疾患、治療方針の後方視的検討、今後 Aggressive angiomyxoma に対するより良い対応方法について検討を行いました。開催地の新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、完全 Web 方式での開催となりましたが、主催された東北大学の多くの方々のおかげで大きなトラブルなく発表を終えることができました。 今回の発表に際して、小原航教授をはじめとする当講座の医局員の先生方、病理診断学講座の鈴木正道先生、放射線医学講座の川島和哉先生にご指導を賜りました。さらにご協力を頂きましたスタッフの方に深く御礼申し上げます。 今回の賞を励みに今後も診療、研究とより一層頑張って参ります。