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4th Reduced Port Surgery Forum 2015 in Akita についての学会記
加藤 陽一郎

去る7月31日(金)と8月1日(土)に秋田で開催された4th Reduced Port Surgery Forum 2015 に参加してまいりました。

私の発表は8月1日の10時50分であったので、当日朝一番の盛岡発の「こまち」に乗って秋田に向かいました。非常に暑い日であり、あらかじめNo suits, No ties とのドレスコードとした主催者の先見性に脱帽するばかりです。それなのに私は会場に入るまでがっちりスーツでおり、つくづくプログラムは熟読すべきと反省しました。さて、会場は秋田駅からほど近いアトリオンというところで行われ、アクセスは容易でした。総合庁舎のようなところで、同日は様々なカルチャースクールのようなこともされておりました。

私の題材は一般演題5泌尿器科分野Ⅲの所で『臍部Zig-Zag切開による単孔式腹腔鏡下右腎摘除術および対側臓器摘出を施行した2症例』というテーマで発表してまいりました。座長の桶川先生からは、術後の臍部の被覆についての質問をいただき、フロアから閉創時の糸は何を用いているかという質問が来ました。桶川先生からVicril Plusがいいのではというコメントもいただきました。

同時に行われたセッションでは滋賀医大の小林先生の気腹膀胱の発表などは非常にユニークで膀胱内と腹腔内の気腹の条件の違いなど、今後参考になりそうな発表でした。また、座長も務められていた安城更生病院の秋田先生の臍からアプローチした腹腔鏡下膀胱全摘の成績が素晴らしく勉強になりました。

ランチョンは本学外科の馬場先生の発表を拝聴しました。馬場先生は私の同期であり堂々とランチョンの演者を務めているのを見て、非常に刺激になりました。

気軽な気持ちで参加した会でしたが、参加してみると実は色々な発見や、考えさせられる工夫、そして同期の活躍などがみられた非常に有意義な会でした。

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