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第53回岩手腎不全研究会 報告
町田愛里沙

岩手県立大船渡病院研修医の町田です。2019年11月17日に第53回岩手腎不全研究会が岩手医科大学矢巾キャンパスで開催されました。私は症例報告として「レジオネラ肺炎、横紋筋融解症に合併した急性腎不全の一例」を発表させていただきました。レジオネラ肺炎、横紋筋融解症に合併する急性腎不全は多く報告されていますが、当施設ではなかなか経験が少なく治療方針の決定に苦慮しました。結果として救命することはできましたが、適切な透析条件の決定や迅速な急性血液浄化の施行など課題が残る症例でした。また県立大船渡病院の伊藤先生から「維持血液透析患者における二次性副甲状腺機能亢進症に対するエボカルセトの治療効果」「長期で炭酸カルシウムを内服している血液透析患者における同薬中止による血清カルシウム値への影響は軽微である」の2演題の発表が、能代厚生医療センターの久野先生から「維持血液透析患者における二次性副甲状腺機能亢進症に対するエボカルセトの消化器症状」について発表がありました。結果として優秀演題賞を頂くことができましたが、これも、氏家先生を始めとする先生方にご指導いただいた結果であり、またこのような貴重な機会を頂いたことに感謝申し上げます。今回の研究会参加に際して、透析に対する様々な知見を広めるとともに、自分の未熟さを実感致しました。研修医という立場に甘えず、今後も精進して参ります。

 

 

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