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入局以降の実際の流れ

国家試験合格後、2年間初期臨床研修を経たのち、専門的な泌尿器科研修に入ります。大学病院で勤務するには後期研修医もしくは大学院への進学となります。

岩手医科大学では初期研修と同時に大学院に入ることができるため、早期に学位を取得できるというメリットがあります。つまり、大学院の最初の2年間は大学以外の関連研修病院で初期研修を行い、残りの2年間は大学病院で研究を継続して行うということも可能です。

後期研修医として大学病院で勤務することも可能で、最先端の知識と技術、情熱的な上級医に囲まれ臨床に専念することもできます。研修開始宣言の時期は初期研修終了後で同じですので、大学院生でも後期研修医でも専門医取得までの道のりは同じです。“初期研修で泌尿器をローテートしていなかった”“初期研修で泌尿器科のローテートが不十分だった・・”という研修医の先生方も、専門医取得まで十分間に合います!

※日本泌尿器科学会ホームページより引用

現在2017年4月以降の専門研修プログラムにおいては日本専門医機構とは関与せず、日本泌尿器科学会が管理しています。当初予定されていた専門医機構による専門研修プログラムでは単位の取得方法や各プログラムの採用人数等について新しい基準が設けられていましたが、これらは適用いたしません。
(2018年以降にどうなるかは現在のところ未定)
現在専門研修プログラムの変遷のある時期ですが、当講座では今の時期に専門医開始宣言をする先生方に不利益がおきないように最大限のバックアップを致します。

これを当講座に当てはめて考えてみると下記のような流れになります。

泌尿器専門医取得後は、国内/国外留学や地域医療、内視鏡や癌治療などの認定医の取得や各自の研究など様々なキャリアを積むことができます。若手医師の将来の夢に対し、医局全体でサポートしていきます。

大学院生や後期研修医の現況

当科の特徴として、研修医や大学院生などの若手医師でも早い段階で手技や手術の経験を積むことができます。また、病棟管理から検査など沢山の診療機会が与えられています。例年、上級医や専門医の指導の下、総手術数の約3割を若手医師が行っており、数にすると100件を超え、早くから技術を磨き向上できるチャンスが与えられています。

執刀内容は専門研修1・2年目で内シャントなどのバスキュラアクセス作成術から経尿道的手術、高位精巣摘除術、精巣捻転根治術などの泌尿器科手術を経験し、3・4年目には上級医の指導の下で開腹手術などを執刀します。また助手として、ロボット支援下手術をはじめ腹腔鏡手術や腎移植、膀胱全摘除術など大学病院ならではの多くの手術を経験し勉強することができます。

さらに、大学病院以外の関連病院で手術経験を積むことも可能です。多くの先生方に教わることにより、診療に対する様々な考え方を身につけることができます。関連病院で研修している際にも、大学での研究や手術に来ていただき数多くの症例を経験することができます。

専門医取得後はこれまでの手術に加え、腹腔鏡手術やロボット支援下手術に携わっていきます。具体的には腹腔鏡下腎摘除術、腎部分切除術、腎尿管全摘術、移植腎ドナー摘除術やロボット支援腹腔鏡下前立腺摘除術などです。また、次世代の先生への手術指導を行っていきます。

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