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研究のテーマ

研究は基礎研究と臨床研究の大きく2つに分けて示しています。成果を論文発表そして最終的に患者さんへ還元するために月1回、進捗状況を医局で発表し、医局員同士で検証・評価し合いながら進めています。

腫瘍・内視鏡グループ

●基礎研究
研究テーマ
遺伝子多型を用いた前立腺がん発症予測に向けた研究(多施設共同研究)
対象
前立腺がんが疑われた生検予定の患者さん
内容
血清PSAが高値で前立腺がんが疑われる患者さんより血液を頂き、ゲノム情報を抽出。前立腺がんの発症に関連する遺伝子多型と、前立腺生検の陽性率の関係を検討中です。
研究テーマ
前立腺がん発症に関連する遺伝子多型の同定(多施設共同研究)
対象
前立腺がんと診断された患者さんと非前立腺がんの方
内容
前立腺がんの患者さん5000名と健常の方10000名のゲノム情報を用いて700万の遺伝子多型を解析しました。新たな発症関連遺伝子多型を同定し、更に追加症例で検証中です。
●臨床研究
研究テーマ
限局性前立腺がんに対するロボット支援前立腺全摘術の治療成績
対象
限局性前立腺がん患者さん
内容
限局性前立腺がん患者さんに対して行われたロボット支援前立腺全摘術について、従来の手術方法との比較や、術後再発、術後合併症などについて、治療成績をまとめ分析しています。とくにどういう患者さんが再発しやすいのか、そういう患者さんにはどういった治療法がよいのか、について検討しています。
研究テーマ
浸潤性膀胱がんにおける術前化学療法感受性予測システムと経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-BT)の相互作用
対象
局所浸潤性膀胱がん患者さん
内容
局所浸潤性膀胱がん患者さんに対する化学療法の感受性を予測して、治療前の患者さんに効果のより期待できる治療を提供することができるよう研究を継続しています。また、TUR-BTを組み合わせた治療効果を解析中です。
研究テーマ
中部病院でのHoLEPと関連病院のTUR-Pとの成績比較検討
対象
手術を検討している前立腺肥大症患者さん
内容
前立腺肥大症患者さんの手術成績と術後排尿機能改善を目的として、最適な手術式選択方法判断のための、術前評価パラメーターの模索を行っています。これによって患者さん個々の状態に適した治療方針を提供できると考えています。
研究テーマ
腹腔鏡手術 2D VS 3D 手術の比較検討
対象
腹腔鏡下手術適応の腎摘および腎尿管摘除適応患者さん
内容
従来の2D表示モニター下手術と、新しく導入された3D表示モニター下手術との周術期手術成績を解析しています。

腎移植・腎不全グループ

●基礎研究
研究テーマ
慢性腎臓病患者におけるアルブミン結合尿毒素に関する研究
内容
従来、インドキシル硫酸の測定はHPLCを用いた測定法のみであり、安価に大量に測定することは困難であった。現在、酵素法を用いた簡易な測定方法の確立を目指しています。
●臨床研究
研究テーマ
急性肝不全に対する新しい血液浄化療法に関する研究
対象
昏睡型急性肝不全
内容
On-line CHDF 専用機器を開発し、現在肝臓内科と共同で臨床治験中である。
研究テーマ
当院における近年腎移植患者の予後解析
対象
腎移植患者さん
内容
臨床データと予後を検討し、論文作成中です。当院における近年の成績を今後の腎移植希望者に提示しています。
研究テーマ
生体腎移植0時間生検とドナー腎機能関連因子解析
対象
腎移植ドナー
内容
臨床データと予後関連性を検討し現在、解析中です。この研究によりこれまであまり注目されていなかった、ドナー腎機能予後や注意点を患者さんにfeed backすることが期待できると考えています。
研究テーマ
腎移植患者における抗体関連拒絶予測関連因子の検索同定
対象
腎移植患者さん
内容
腎移植患者さんの血液データを採取して、移植後に慢性的な拒絶を来した場合の患者さんと起こらなかった患者さんと血液データを比較することにより、拒絶反応を起こす原因を探索中です。これにより拒絶反応のリスクを予測して、早期に拒絶反応に対応できることが期待できます。
研究テーマ
慢性腎不全、男性機能障害と血管石灰化の関連
対象
慢性腎臓病患者さん
内容
慢性腎臓病患者さんの血管内石灰化を調べることにより、腎不全患者さんにおける心血管イベントを早期に発見することが出来るかどうか検討中です。
研究テーマ
リン吸着薬と血管石灰化との関連
対象
維持透析患者さん
内容
皮膚動脈還流圧(SPP)の測定を行い、下肢の虚血症状が生じている患者さんではSPPの低下が起きていることがわかりました。このような患者さんのSPP低下のリスク因子を評価したところ、治療介入方法として、カルシウム値の管理や、内服加療が有効である可能性が示唆されました。現在、論文発表を目指しています。

画像・排尿障害グループ

●臨床研究
研究テーマ
前立腺生検におけるMRI-TRUS fusion target biopsyの検討
対象
前立腺がん疑い症例
内容
事前に撮影したMRI画像とTRUS画像をfusionさせる事により、生検コアがターゲットと一致しているか確認出来る方法です。 この方法により従来の検査では診断率の低かった領域の診断率を向上させ検査回数を減らす効果や、よりがんの正確な診断が可能になるか研究しています。
研究テーマ
マルチパラメトリックMRIを用いた前立腺画像と組織診断の相同性
対象
前立腺がん疑い症例
内容
立体画像と組織学的癌病巣分布の相関を検討。 前立腺がんは近年もっとも増加している男性の癌で、2012年に前立腺癌と診断された患者さんは73,145人で胃がん、肺がん、大腸がんについで第4位と急速に増加しています。前立腺がんは前立腺に針を刺す組織検査によってがんの有無やがん細胞の強さが診断されますが、本研究の成果が得られれば痛い針を刺す検査を行うことなく前立腺のがん細胞の有無や広がり、がん細胞の強さを正確に診断できると考えています。
研究テーマ
ロボット支援前立腺全摘除術(RALP)術後の早期尿禁制
対象
前立腺がんでロボット手術を受けた患者さん
内容
前立腺全摘術後の尿失禁は患者さんのQOLを左右する因子です。現在当院ではロボットを用いた前立腺全摘術に積極的に取り組んでおりますが、どういった患者さんが術後の尿失禁が長引いてしまうのかを分析しております。その結果に応じて、どういった工夫を行えば尿失禁を早期に改善できるのかを研究しています。
研究テーマ
前立腺がん骨転移検索における骨シンチグラフィ施行基準の検討
対象
前立腺がん患者さん
内容
低リスク前立腺癌症例に対しては骨シンチグラフィの省略が可能となる可能性が示唆されます。今後も症例収集、改正を行い当院独自のプロトコール作成を行なっていきます。
研究テーマ
夜間多尿の疫学調査および病因の解明
対象
①夜間多尿患者さん ②一般住民の方
内容
①当科外来通院中の夜間多尿患者さんに対し24時間血圧測定することによって夜間多尿と循環動態異常(就寝時血圧低下不良)としての夜間多尿に分けられるかどうか検討中です。これによって、患者さんへの最適な治療が提供できる可能性が高まると考えます。
②疫学調査として一般地域住民の排尿状況の調査および膀胱用超音波診断装置での測定を計画しています。

その他

研究テーマ
泌尿器がんに対する新規免疫療法の開発および臨床応用
対象
泌尿器がん(腎がん、膀胱がん、前立腺がんなど)
内容
がん免疫療法のひとつであるペプチドワクチン療法とは、がん細胞を攻撃する細胞障害性Tリンパ球(CTL)を誘導する抗原蛋白の断片(ペプチド)を目印とした治療法です。当教室と東京大学医科学研究所との共同研究により膀胱がんに対するペプチドワクチン療法を開発し、製薬企業へとライセンスアウトし、日欧での国際共同治験(第1/2相)が終了した段階であり、実用化に向けて進捗しています。
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