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第254回日本泌尿器科学会東北地方会 報告
石井 修平

平成28年10月30日、山形市で開催された第254回日本泌尿器科学会東北地方会に参加、優秀演題賞候補として演題発表してきました。演題は「脾臓転移を合併した副腎血管肉腫の一例」です。血管肉腫は血管・リンパ管から発生する悪性腫瘍で発生率自体が極めて少ない疾患ですが、副腎・脾臓原発はさらに稀であり、その上脾臓の孤立性転移を来したものは報告がありませんでした。疾患概念から始まりいかにして診断に至ったかを丁寧に考察し、発表に臨みました。入局後初めて公の場でプレゼンテーションをするにあたり、諸先輩が達成してきた3回連続優秀演題賞獲得を目指して準備してまいりました。結果的に4回連続の受賞には至りませんでしたが、一つひとつの症例を大切にすること、考察を深めること、わかりやすいプレゼンテーションの行い方など、数多くのことを今回の地方会発表で学びました。今後とも精進していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

ところで今回、初めて山形を訪れてとても住みよい土地だと感じました。発表後は大森聡准教授と数名の先輩医局員の先生がたとお蕎麦をご馳走になり、旅行などでまた来てみたい土地の一つになりました。この記事を読んでいただいている皆さんも、ぜひ一度山形へ足を運んで見て下さい。

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