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学会報告 第29回 日本泌尿器内視鏡学会総会
藤島 洋介

11月19日から21日に東京で開催された第29回日本泌尿器内視鏡学会総会に参加して参りました。

会場は新宿の京王プラザホテルで、同会場で2ヶ月前に開催された日本泌尿器科学会東部総会に参加した私にとっては短期間の再訪となりました。

初日の昼過ぎに新宿へ到着し、本学会最初の教育プログラムである、腹腔鏡手術におけるトラブルシューティングから拝聴することとなりました。内視鏡手術技術認定制度に深く関わる先生方による実際の内視鏡手術ビデオを供覧しながらの講演で、普段の内視鏡手術ですぐに参考となる内容で大変参考になりました。その後、当教室の小原教授によるワンポイントレクチャー:エキスパートのコツ 腹腔鏡下腎摘除術の要所の発表があり、会場は内視鏡手術の実際について熱心にきく参加者で賑わっていました。夕方に私のポスター発表があり、岩手県立中部病院で行っている3D内視鏡手術システムと従来システムとの比較について報告してきました。3D内視鏡システムは骨盤内手術を除いた腎摘除術などの上腹部手術において普及するとされ、今後もこれから入局してくれる先生方と共にさらなる症例蓄積を行いたいと思っています。

2日目には当医局員で岩手県立中央病院の島谷蘭子先生による2Dビデオ発表、3日目には当医局の加藤陽一郎先生、五十嵐大樹先生からロボット支援手術の発表がありました。

今回は手術予定があったため、残念ながら2日目に会場を後にして岩手に戻ることとなりましたが、相変わらず朝も夜も人の多い新宿から戻って来て少しほっとした出張となりました。当医局からもあった様にロボット支援手術の発表が年々多くなっている印象で、膀胱癌手術など今後の適応疾患拡大によりさらに活発な学会となることが期待されます。内視鏡手術やロボット支援手術に興味のある学生さんや研修医の先生にはお勧めの学会ですので、参加されたい方は是非医局員に声をかけてください。

 

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