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ロボット支援手術『ダヴィンチ』のご案内

はじめに

内視鏡下手術支援ロボットである『ダヴィンチ』。
当院は、2013年3月に岩手県内で最も早くダヴィンチSiサージカルシステムを導入し、治療経験も豊富で良好な成績を収めています。

当院におけるダヴィンチSiサージカルシステム

当院におけるダヴィンチSiサージカルシステム

ダヴィンチとは

ダヴィンチ(da Vinci)はアメリカで開発された手術を支援するロボットです。米国では前立腺がんに対する根治的前立腺摘除術のおおよそ90%以上がダヴィンチで施行され、すでに標準的な治療法として確立しています。
日本では2009年より医療機器として認可を受け、急速に普及しています。
ロボットといっても、ロボットが自動で手術をするのではなく、医師がロボットを遠隔操作して手術を行います。
ダヴィンチは、サージョンコンソールと呼ばれる操作部、ペイシェントカートと呼ばれるロボット部、ビジョンカートと呼ばれるモニター部の3つの部分から構成されます。

サージョンコンソール(Surgeon Console)

医師がペイシェントカートの鉗子とカメラを遠隔操作するための機械です。術者はここに座り、モニターに映し出される3D画像を見ながら、両手のマスターコントローラに2本の指を挿入し、足ではフットスイッチを操作することによってダヴィンチを操作します。

ペイシェントカート(Patient Cart)

サージョンコンソールからの指示を受けて、医師の手の動きを正確かつ繊細に再現して手術を行うのがペイシェントカートです。患者さんの患部に挿入し、実際に手術操作を行う部分です。アームは全部で4本あり、3本の鉗子と1本の内視鏡カメラからなります。

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ビジョンカート(Vision Cart)

高解像度の3次元(3D)ハイビジョンシステムを搭載しています。ダヴィンチを操作している医師以外のスタッフは、このビジョンカートのモニターを見ながら、手術をサポートします。なお、システムは1秒間に100万回を超える安全性チェックを継続的に実施しており、常に安全性、信頼性を確認しています。

ロボット支援手術

ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術(RALP)

前立腺と精嚢腺の摘除、尿道と膀胱を吻合するもので、癌が前立腺の外に出ていない早期の前立腺癌に対する治療のひとつです。

ダヴィンチ手術による患者様へのメリット
ダヴィンチを用いた前立腺摘出術のながれ

ロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術(RAPN)

腎部分切除術は限局性腎腫瘍に対する手術方法のひとつで、小さな腎腫瘍に対して行われます。腎臓の正常部分を維持しながら腫瘍を切除します。

ダヴィンチ手術による患者様へのメリット
ダヴィンチを用いた腎部分切除術のながれ

ダヴィンチの特徴

3D ハイビジョン

術野が鮮明な3D画像で表示されており、術者は操作部のモニターで奥行きのある体内画像を見ることができます。さらに、ズーム機能搭載で最大約10倍の拡大視野で患部をとらえることが可能で、より精密な作業ができます。

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緻密な操作性

より安全性を高めるために、ダヴィンチには、手先が鉗子の先に伝わらないように手ぶれを補正する機能が搭載されています。そのため、人間の手ではできないミリ単位の操作が可能で、繊細な手術操作も可能となります。

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柔軟で繊細な動き

ロボットアームに接続される様々な形状の鉗子は、関節の360度回転など人間の手首以上の可動域があります。それにより、これまで困難であった複雑な動きを可能にし、つかむ、きる、縫うなどの細かい作業が正確に操作できます。

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費用について

ロボット支援手術システム『ダヴィンチ』による前立腺癌摘除術は2012年4月より、腎部分切除術は2016年4月より保険適用になっています。なお、手術費用は、健康保険の種類により負担額が異なります。

最後に

現在、当科にはロボット手術の知識や経験を十分に積み、学会の認定を受けたプロクター(ロボット支援手術指導医)が3名在籍しております。
ロボット手術施行にあたっては、十分なトレーニングを行い、認定ライセンスを受けた医師、看護師、臨床工学士等による『チームダヴィンチ』を構成し、相補的な協力と管理体制のもと、安全なチーム医療による手術を実践しております。

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岩手医科大学附属病院手術室『チームダヴィンチ』

お問い合わせ

ロボット支援手術について興味のある方は、岩手医科大学付属病院、または泌尿器科外来までご連絡ください。

岩手医科大学付属病院  TEL:019-651-5111(代表)
    泌尿器科外来  TEL:019-651-5110(内線 2128)

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